248人が本棚に入れています
本棚に追加
「そういえばさ、あとどれくらいで着くとか知ってるか?」
不意に思ったことを、そのままシャルナに伝える。
「もうすぐじゃ無いですかね.......と言うか、あれじゃないですか?」
シャルナは何かに気付いたらしく、船の前方を指差した。
その方向にあったのは陸、それも、俺の目の前で途切れることのないほどの規模だ。
デカい。大陸ってこんなデカいのか? 港から出た時に見た俺らの国に対しては、そんな思わなかったのに....。
「流石に大きいですね。私でも少しばかり驚きました」
隣で偉そうに言うシャルナだが、これは結構素直に驚いてるな。
それほどにミスティア王国は大きく、圧倒されるものだった。
そして10分ほど経ったのち......
「っしゃぁぁぁぁぁぁぁっ! ミスティア王国上陸じゃ「煩い」......すまんせんユマさん」
我ら都立ハプナ学園代表メンバー(と他の学校の代表メンバー)はやっとミスティア王国に着いたわけだ。
だが、目的地はここじゃない。ここからさらにバスに乗って中央都市に向かうわけだ。
「うぅ.....今度はバスかぁ.....もう限界」
「頑張って下さいハイド先生、皆さん見てますよ」
....視界に幼女に励まされるイケメンの姿が入ったが、ここは無視しておこう。
最初のコメントを投稿しよう!