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「くそっ.....次は......次は必ずっ!」
「残念ですが、楽しい時間ももう終わりのようです」
シャルナがそう言い終わる前に、バスはゆっくりと速度を落としていき、そして停止した。
その目の前にあるのは巨大な建物。見た感じはアリーナの入り口みたいな感じだ。
どうやら、ここが目的地らしい。
「ちくしょぉぉぉぉっ! シャルナに勝てないまま終わるのかよっ!」
ゲーム終了の合図に、テテは割とガチで悔しがる。というか叫ぶなよ、他校の奴らが変な目で見てるぞ。
俺らも止めようとしたけど、どうしてかやめない。
最終的に、叫ぶテテにイサナ先輩が一撃を加えることによって事態は収拾した。
「ようし.....お前ら行くぞ......」
「大丈夫っすか、ハイド先生?」
荷物も受け取り、会場内へ入る準備が整い、俺達は中へ入ることにした。
まだ、ハイド先生の状態は完全じゃないけど、ふらつきながらも俺達を先導してくれた。
「にしてもでっかい建物だよな。俺らの学校とあんま変わんない気がするんだけど....」
入り口から真っ直ぐ受付案内へと向かったが、そこも凄まじく広いところだった。サッカーしても大丈夫なくらい。
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