第1章

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神城 晃介は今日から高校生になることに期待を膨らませていた。 別に恋愛がしたいわけでも、勉強に励みたいわけでもなかったが、それでも期待は大きかった 高校入試のとき、勉強におけるレベルが少し違うふたつの高校のどちらを受験するか悩んでいた どちらも県下では有名な進学校であったが、どちらに進むのか決めかねていたのは部活のせいだった 小学校からやっているくせにうまくもないサッカーが好きで高校ではある程度強いチームで頑張ろうと思っていることが問題だった
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