7.O・SHI・E・TE

10/13
1365人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
「嫌じゃない?」  そう聞かれ、思わず頷いてしまった。  だって、逆らえる気がしないし……。  実際明確に嫌と感じた事は一度もない。 「じゃあ、気持ち良い時は声、聞かせて」  耳元で囁かれたその言葉に、私は既に感じていた。  実質的には処女同然の私に、感じるなんて高度な感覚、本当はよく分からないけど……。  多分あの、ゾクッとしたりゾワッとしたりがそうなんだと思う。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!