1365人が本棚に入れています
本棚に追加
/180ページ
……恥ずかしい。
突然顔を背けた私に、
「どうかした?」
って、高宮くんが聞いてくる。
だけど指は、休む事なく私の身体の全てを探ってゆく。
「………ン……ぁ…」
初めて声を出した。
誰の声かと思うほど、聞き覚えのない女の声だった。
その上で、満足そうに高宮くんが微笑んだ。
「射れてもいい?」
高宮くんの手が、私の太腿の内側を撫でる。
私は両手を延ばし、彼に抱っこをせがんだ。
強く抱き締められる。
「痛くしないで……」
許可……………しちゃった。
最初のコメントを投稿しよう!