第1章

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この街は雑貨屋などが多く建ち並んでいる。 それらの店を見ながら、あきくんのことを考えていた。 なんでカラオケにいたのか。なんで女の人と一緒だったのか。なんで知り合いじゃないって言ったのか。あきくんは僕のことを本当に覚えてないのか。 次から次へと疑問が浮かび上がってくる。 (あー、もう!女々しすぎる!) あきくんのことは考えないようにしよう。 「あ、これ可愛いなぁ」 僕の目に写ったのは、うさぎを二足歩行にしてムキムキな身体にしたぬいぐるみだった。 買って帰ろうかなぁ…。
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