第1章

16/17
前へ
/21ページ
次へ
「飛鳥には関係ないでしょ。気にしないでよ」 そっとしておいてほしいのに…。 「親友がそんな目真っ赤に腫らすくらい泣いてたのに、気にしないなんてできるわけねぇだろ」 そう言って飛鳥は笑う。 「余計なお世話だよ!もうほっといてよ!」 素直になれない。 「…一人になりたいときもあるよな。わかった。でも、一人で抱え込めなくなったら相談しろよ?じゃ」 それだけ言い残し、飛鳥は屋上から出ていった。 「うぅ…」 飛鳥にも呆れられたかな? もっと素直になりたいよ…。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加