第1章

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それからというもの、僕は午後の授業に集中できなくなってしまった。 全部あきくんのせいだ…。 いつ帰ってきたのかとか、なんで連絡くれなかったのかとか考えていると、いつの間にか授業が終わっていた。 6限目なんて飛鳥に授業終わったぞと声を掛けられるまで、授業が終わったことに気づかなかった。 こんなんじゃダメだ…。 「結羽、大丈夫か?さっきからお前変だぞ?」 「大丈夫。ちょっと眠いだけだから」 「本当に?」 「本当だよ。あ、飛鳥、このあと暇?」 僕は、気分転換に飛鳥を誘ってカラオケにでも行こうと思ったのだが… 「あ~、この後合コンなんだわ…休み時間、言っただろ?」 そうだった。 すっかり忘れていた。 「結羽も来るか?」 「あ、うん、行こうかな」 「えぇっ!?おま、マジで!?ありがとう!ありがとう女神様!」 僕、男なんだけどな…。
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