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その一言で一気に浩二が注目された。
声を聞いて誰が言ったのかわかったのは俺だけじゃなかった。
どうやら、タウンもわかったらしい。
『コウ…か??』
『え…?コウちゃん?』
カマ野郎は俺から離れて浩二の方に近づいた。
おかげで俺の体は動くようになった。
浩二は動くようになった俺を確認した瞬間叫んだ。
『帝!コケ!帰んぞ!』
『おう。』『お…おう。』
三人が立ち上がり帰ろうとするが、それをさせてくれないのが生徒会だ。
『『『はい。タンマ。』』』
俺はカマ野郎に
コケは双子達に
そして浩二はタウンに
腕を掴まれて止められた。
『何だよ、離せよ。』
浩二はタウンを睨みつけた。
『……!!やっぱり、コウじゃねぇか。…コウ!会いたかった!』
タウンは浩二を引きつけ抱き寄せた。
カマ野郎に捕まった俺は石化をしているものの、その瞬間をバッチリと見た。
浩二ー!!!(ノ∀\*)キャ
きたこれー!
やっぱりお前が総受けになる役なんだよ。
俺の予想では、お前は次にタウンの腹を殴って俺たちを引き連れて食堂を出る。
そしてタウンが言うんだ。
“逃がしはしないぜ、コウ。”
ってな!
ふふふ腐…w
そんな妄想をしていると
『ぐほぁ!』
というタウンの声が聞こえた。
よし、当たった!
俺の予想通りに浩二はタウンの腹を殴っていた。
殴られたタウンはへたり込んでいる。
『気持ち悪いんだよ、てめぇ!俺に近づくな!』
そう言い放った浩二は
俺とコケを放置して走って食堂を出て行った。
へたり込んだタウンにカマ野郎は駆け寄る。
カマ野郎が離れたことで再び動くようになった俺は、コケを連れて浩二の後を追おうとコケの方を向くとコケは双子と遊んでいた。
『どっちの手に飴が入ってるでしょうかー。』
『僕は左だと思う。』
『僕は右だと思う。』
仲良しか。
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