同居人は担任のオネエ?!

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灯りはついてるんやけどさ。 「なあ、悠緋?  目的地って、ここなん?」 「そーよ。  ここはあたしが経営してる一部で、比較的に大きめなとこ」 そんなとこに来て、ご馳走なんか出るんかな? いや、悠緋が経営してるんやから、出ないこともないんか……。 あー、ここに職権乱用してる大人が居るー。 「ひまちゃん、おいで」 いつの間にか助手席に回ってきた悠緋に手を差しのべられる。 これって、お姫様かお嬢様みたい……。 水瀬さんも瑞樹にしてたな。 悠緋にエスコートされて入ったレストラン。 「メリークリスマーッス!」 クラッカーと一緒に、ルポ・カフェのメンバー達に出迎えられた。 「いらっしゃい、向日葵さん!」 「こんばんは、悠人さん!」 隣に立つ静流は、腕組みして見据えていた。 悠緋はあっという間に人垣の中。 「メリクリ、静流」 「お前、それ死語やで」 「そう?」 「俺が中学ん時のや」 「静流らって今いくつなん?」 「ミヤさんより二個下」 てことは、大学出てそんな経ってへんねや。 どうりで悠緋より下っぽいわけや。 「なあ、なんでハルには“さん”付けで、俺は呼び捨てなん?  生意気ちゃうか?」
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