130人が本棚に入れています
本棚に追加
晦日にはその年の掃除を済ませて、大晦日は新しい年を迎える心構えをしておく。
悠緋と二人で見てて「へー」と頷いた。
お節は注文せんかった。
生ものあかんし、食べた気ぃしないのあるしで止めた。
悠緋は用意しようとしてたんやけど、とりあえず黒豆とか子持ち昆布とかそれらしいのをスーパーで揃えて盛り合わせることになった。
せっかくの新年のお祝いやしね。
晩ご飯食べて片付けた後、悠緋と一緒に住吉大社へ。
杏子に家を出たってLINE送って、とりあえずはルポ・カフェのメンバーらと待ち合せ場所に向かった。
「おっつー」
「お疲れさまっす、ミヤさん!」
「お疲れさまでーっす」
辻鷹さんと岸部さんを始め、静流と悠人が既に集まっていた。
あとの人達は里帰りしてるらしい。
そのまま電車に乗って、待ち合せしてる杏子達のもとへ向かう……んやけど。
まあ、気のせいかなって最初は思ってたんやけどさ。
普段の移動手段といえば、車やから気づかんかった。
電車で、しかもこの美形揃いの集団で出歩くとかーなーり目立つことに気づいた。
みんな普通に喋ってるけど、あたしはあたしで気が気やない。
最初のコメントを投稿しよう!