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「ちょっとナナちゃーんっ、あんまりからかってやらないで。
こいつ慣れてないんだから」
そんな2人を見て、先ほど須藤さんに突っ込みを入れた友達がチャチャを入れた。
「ええ?そうなんですか」
「うん、駿合コン初体験だから」
「えーっっっ」
友達の言葉を聞くなり絶叫するナナ。
両手を頬に当て、その姿はまるでムンクさながら。
須藤さんは下を俯いたまま縮こまっていて、なんだか可哀想に思えてくる。
「そっかー、じゃあ駿さん。今日は楽しみましょうね?」
出たっ
必殺ナナ落とし。
顎を引き上目使い、更には大きく開いた胸元を強調。
これで8割がた落ちるそうだ。
「あー……っと、ハイ」
ナナと目を合わせる事なく小声で呟く須藤さんは、蛇に睨まれたネズミ状態。
須藤さんには申し訳ないけど、笑いがこみ上げてくる。
それを必死に抑制していると、肩をツンツンとつつかれた。
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