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「タイムスリップしたいなぁ~」
綾乃は新選組が好きすぎて、その言葉が最近の口癖になりつつある。
「ねぇ、そんなに好きなんだ、新選組。」
「うん、特に沖田総司がね。」
今話してるのは、真梨。
部活の友達だ。
真梨とは一番仲が良く、休み時間には、こうして2人で話している。
もっとも、真梨は新選組にあまり興味は無いようだが…
「ところで、タイムスリップして一体何するの?」
「私ね、沖田総司に会いたいんだぁ~」
綾乃がほおづえをつきながら、夢でも見ているかのように言った。
「ふーん。できるといいね。」
と、冗談まじりに真梨が言う。
「やっぱ、タイムスリップしたいなぁ~」
結局はまた、最初の話に戻ってしまうのだった。
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