第1章

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「タイムスリップしたいなぁ~」 綾乃は新選組が好きすぎて、その言葉が最近の口癖になりつつある。 「ねぇ、そんなに好きなんだ、新選組。」 「うん、特に沖田総司がね。」 今話してるのは、真梨。 部活の友達だ。 真梨とは一番仲が良く、休み時間には、こうして2人で話している。 もっとも、真梨は新選組にあまり興味は無いようだが… 「ところで、タイムスリップして一体何するの?」 「私ね、沖田総司に会いたいんだぁ~」 綾乃がほおづえをつきながら、夢でも見ているかのように言った。 「ふーん。できるといいね。」 と、冗談まじりに真梨が言う。 「やっぱ、タイムスリップしたいなぁ~」 結局はまた、最初の話に戻ってしまうのだった。
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