Ⅷ 一夜

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時計の針はすでに10時を回っていた。 窓の外。 いつもとなんら変わらぬ風景なのに 酷く心細い。 「和樹……早く……早く来て……」 まるで取り残され置き去りにされた 子供みたいな気分だった。
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