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レイプされた日から、葵さんは何らかの理由を付けて信明と会う事を拒んだ。
そして約2ヶ月、葵さんは何事もなかったかのように平然を装い日々を過ごした。
保育実習、家族との生活、そして就職活動も・・・。
お腹に赤ちゃんがいる事をひた隠しにし、自分が負った傷など微塵も見せずに葵さんは笑顔を作りいつも通りの“自分”を演じた。
だけど・・・。
「どうしても葵が会ってくれないから、不安になって彼女の家へと押し掛けた。
俺はただ、ケンカして1人で帰した事を謝りたかっただけ。
それなのにあいつは・・・!!」
葵さんの口から告げられた事実に、信明は自分の行いや浅はかさを責めた。
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