恋する気持ち

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同調を求められても頷けない私。 確かに当時の信明の選択は間違いだったかもしれない。 だけどあの頃の彼はまだ“高校生”だ。 幼い彼が彼女の妊娠を知り、その原因となった事柄に自分が深く関わっていたと知れば・・・。 「仕方ないよ・・・。 信明は葵さんを信じてたんでしょ? それからもずっと、自分の事を見守ってくれる“先輩”として・・・。」 本当は“仕方ない”なんていう一言で片付く程容易い問題じゃない。 しかしこのまま過去の柵を背負い続けていても、もう葵さんは・・・。
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