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リニス「あら?みりんが切らしていましたか…すみません、拓真、少しコンビニにいってみりんを買ってきてくれませんか?」
拓真「ん?別に構わないよ」
別になにもすることもなかったのでリニスの頼みごとを聞いてひとっ走りコンビニにいってみりんを買うと日が落ちた道を歩いていく。
拓真「ん?」
雨かよ、ゆうだちだと思うけどたち悪いな…
雨が降ってきたので小走りで帰っていていつもの帰り道に通る公園を通りすぎようとしたが…
???「……」
拓真「女の子?」
黒髪の女の子がただ雨に打たれながらじっとしていた。
拓真「…ほっとけないな」
ここで見て見ぬふりするのもあれだし女の子の元に駆け寄る。
拓真「おい、そんなところで突っ立ってたら風邪ひいちまうぞ」
???「……?」
拓真「いや…まあいいや、それでなんでこんなところに?びしょ濡れじゃないか、家に帰らないのか?」
???「………あなたもなんで帰らないの?」
拓真「質問を質問で返すか…そりゃあ、公園でびしょ濡れになってるのに帰る気配がないからは気になったんだ」
???「…別にあなたが気にすることじゃない、帰って」
拓真「……お前も早く帰れよ」
俺は女の子を気にはなっていたが家に帰ることした。
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