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隆弘 side
千晃ちゃんに
『 どうしてあのとき話しかけてくれたの?』
って聞かれて俺は
『 あ~千晃ちゃんがさ』
の後、何を言おうとしたんだろ。
俺はその話をなんとなく
そらして
もくもくと食べていた
するといつの間にか
千晃ちゃんと
絡まり合う視線
何秒かして
パッと目をそらされる。
そして口いっぱいにカレーを
入れたと思うと
むせ始める千晃ちゃん
「 ゴホゴホッ…」
「 えっ?大丈夫?」
そう言って背中をさすると
「 ほんとかっこわるいよ…ね。
昔っから、こんなんだもんっ…」
「 どうした?」
「 ごめん…あたし帰るね。」
「 いきなりどうしたんだよっ?」
「 何もないから心配しないで」
「 は?心配するn」
「 いいからっ!!ほっといてよ…っ」
「 ごめん…無理すんなよ?」
俺がそう言うと
千晃ちゃんは立ち上がって
出て行った。
…っわけわかんねぇよ!
なんでだよ
なんで、なんでなんで、
千晃ちゃんのあの顔が
頭から離れねぇんだよっ……
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