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「 ちょ、千晃っ?どういうこと?」
「 はは…そのまんまだよ。」
「 何言ってんの?!」
「 あたし…西島くんのこときっと傷つけた。暴言吐き捨てたり、何も言わないで帰っちゃったり。もっとたくさん西島くんが傷つくようなことしてると思う。」
「 だから?」
「 …えっ」
「 だったら何?
別にいいじゃん!…千晃、好きなんでしょ?西島くんのこと。
まだ間に合うよ?
誤解もとかないで、自分の気持ちも伝えないまんまで終わるのっ?」
「 でもっ…」
「 私だけじゃないよ?
みんな応援してるんだから。行ってきな?」
そう言われ
教室から出て行こうとする
あたしに向かって
" 大丈夫。 "
と大きな声で叫んでから
顔をクシャッとして
笑った実彩子。
実彩子…ありがとうっ!
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