第二章

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母さんは、父さんが事故死した時は 誰よりも悲しみ、毎日のように泣いていたが、まだ幼かった僕のために 女手一つで今でも頑張ってくれている。 マザコンでは決してないつもりだが 母さんのことは大好きだ。 もちろん、父さんのことも。 警察官だった父とは、思い出は少ないが一緒に公園で遊んだことは今もよく覚えている。 蘇る古い記憶に 今日はやたらと昔を思い出すな、と心のなかで苦笑いし 朝食が置かれたテーブルに向かった ・
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