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放課後。
この学校は、バスケ部と吹奏楽部以外の部活は比較的緩い。
あたしと春菜はバドミントン部。
ランニング、筋トレ、フットワークをこなす。
体育館には、体育館独特のモヤッとした重たい空気が充満している。
「あっつー…。」
春菜はそう言いながら、汗だくの顔をタオルで拭いた。
「体育館、今日は全然風が入らないね~。
そういえば明日ないよね?部活。」
明日が終業式だったことを思い出した。
「やっとだよねー。
夏休みの練習表見た?こんなに緩い部活なのに無意味に毎日午前だけ練習あるし!」
「え。春菜試合あるじゃん。全日練習あるんじゃない?」
「マジ?優衣は?」
「補欠は午前のみ♪」
春菜は中学の時からバドミントンをしていて、あたしは高校に入ってから始めたからレベルが全然違う。
ある程度の練習内容になると、経験者と初心者で分かれてしているものもある。
中学の時は茶道部。
高校に入って、春菜に誘われて入ったバドミントン部。
運動は得意じゃないけど、体は次第に慣れていって、選手には選ばれないけどそこそこ出来るようになった。
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