第五章

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「まぁ、いい。奴の件は三日後だ。」 「……分かりました。」 私は部屋から出た。 間者…… 一体、誰が…? 久し振りに監察方に顔を出すか… 部屋から出た足のまま監察方が集まっている部屋に行った。 ここ最近は忙しいからあんまり人はいないかもしれないけど… 「あ、玲さん。お久し振りです。」 「…どうも。これだけ?」 いたのはたった五人。 他の人は何処にいったのか… それに、監察方はどうも変わり者が多い。 私のことを恐れない。 そして、普通に話しかけてくる。 「そうなんですよ。皆出払ってますね。」 「そうか……。それより、新撰組から間者を炙り出せ。いなかったらそれでいい。」 「間者…ですか…。また大変ですねぇ…」 私は何度も頷いた。
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