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「まぁ、いい。奴の件は三日後だ。」
「……分かりました。」
私は部屋から出た。
間者……
一体、誰が…?
久し振りに監察方に顔を出すか…
部屋から出た足のまま監察方が集まっている部屋に行った。
ここ最近は忙しいからあんまり人はいないかもしれないけど…
「あ、玲さん。お久し振りです。」
「…どうも。これだけ?」
いたのはたった五人。
他の人は何処にいったのか…
それに、監察方はどうも変わり者が多い。
私のことを恐れない。
そして、普通に話しかけてくる。
「そうなんですよ。皆出払ってますね。」
「そうか……。それより、新撰組から間者を炙り出せ。いなかったらそれでいい。」
「間者…ですか…。また大変ですねぇ…」
私は何度も頷いた。
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