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「おー、こわっ!迎えに行ってあげた方がいいんじゃねぇの?玲が行かなきゃ死ぬかもよ、あの男。どっかの誰かさんみたいにさ。」
「伊賀忍が…!何処にいる?」
悔しいけど頼るしかなかった。
山崎を見つける為なら手段を選んでいる余裕はなかった。
翠は森の中を指差した。
「お前ら伊賀忍がいたら皆殺しだ。」
私は翠を睨み付けた。
翠は笑って手を振り、姿を消した。
私は警戒しつつ、森の中を進んだ。
「山崎…?」
森の中に無惨に投げ捨てられていた女装姿の山崎。
私は駆け寄った。
「山崎!おい…!」
私は抱き上げ、揺さぶった。
山崎は痛みに顔を歪めながら目を開けた。
「すまん…。しくじってしもた…」
「もういい。……帰ろう。」
「そうはさせないよ。」
現れたのは吉田稔麿だった。
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