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ガシャンッ___
「玲ちゃん!?どないしたん!」
私は台所に姿を現した。
心配そうに駆け寄ってきたのはお琴さんだった。
手をかけたところに皿が置いてあり、それが滑り落ちて割れてしまったのだ。
申し訳ないことをした…
「山崎は…?」
「さっき帰ってきて、手当てを受けとる。それより、玲ちゃんの方が酷いやろ…」
翠が余計なことさえしなければ…
もう少し傷は少なかった。
それより、視界が歪む…
「お琴さん、どうしたの……って玲!」
そこに入ってきたのは藤堂組長だった。
まさか此処に来るなんて…
私は立ち上がろうとしたが上手く力が入らない。
「玲!そんなことしたら駄目だって。」
え…?
何を……!
藤堂組長は私を抱き上げた。
「お琴さん、水汲んで玲の部屋に持ってきてもらってもいいですか?あと、晒を沢山!」
「分かったで!」
私は抵抗出来ずに運ばれた。
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