第1章

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モニターの遊軍機マーカーと敵機マーカーの距離が徐々に短くなる、 射撃に特化した「M16」中距離戦なら勝てると思われた が突然先行している遊軍機のマーカーが消えた・・・「なんだとっ!?」 敵から遊軍までまだ離れていたはずだったソ連軍の「ハリケーン」は機動力と稼働時間に重視した機体であるはずこの距離だと長距離ミサイル並みの重武装で進行してきたと言うのか もしそうだったら基地の爆撃など容易いこと基地長はユーコン基地の放棄を考えたがそう簡単には出来ない アラスカは太陽鉱の生産地ここを放棄するとアラスカだけではなくアメリカ本土でも大変な被害になるしかも今作戦中の部隊がこのままでは挟み撃ちになり兵を無駄死にになってしまうだがユーコン基地にはもう戦術機は無いこれでは基地を放棄するしか道は無い そして基地長は決意した 「総員、 基地を・・・」 基地長の口が止まった その時、 モニターには別の方向から基地に接近するマーカーが写しだされたそれは20機余りの遊軍機だった それを見るなり突然指令室に通信が入った
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