第1章

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敵は突然現れた戦術機に戦術機を一瞬で六機撃破され陣形を保つことが出来なかった、 新井少佐はそれを待っていたかのように突撃を指示した 予想通り陣形を崩されミサイルどころか突撃銃の射撃すら当てることが出来ない そして次々と兵が合流し一気に戦局が優勢に傾いた 近接戦闘に特化した日本の戦術機にソ連軍の戦術機が持つはずもなく敵は次々と撤退を開始した 『敵撤退を開始』 新井少佐に指令室から通信が入る 「敵の損害と自軍の損害を報告してくれっ・・・」 『敵の戦術機20機撃破、 自軍の戦術機12機撃破されました・・・』 報告を受け新井少佐は少し安心した、 自軍は12機撃破されたがその撃破された戦術機はアメリカ軍の戦術機だけ自国の戦術機は撃破されなかった だが安心と一緒に罪悪感もあった、 もっと速く合流していれば死人も出なかったはず 新井少佐は死で行った仲間を思いそっと目を閉じた
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