第1章

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「いやいや、あんな真面目なやつ、話しかけても黙殺されそう。」 「え?吉野くんそこまで真面目じゃないよ?結構ふざけるし、面白いよ。」 なん…だと?俺の常識が覆された!?今の心情を表すと、いままでずっと共に歩んできた彼女が実は男だった、みたいな感じ…そこまでひどくないし例えがよくわからんな。ショックなのは伝わった。 「とりあえず話すだけ話してみなよ?結構楽しいかもよ?」 「とりあえず、な。悪い方に転がったら恨むから。」 「えー、そんなぁー。」 そんなやり取りを交わしてるともう2年3組の教室が眼前に。 「教室についたからまたあとでな」 教室の前で福島(?)さんと別れて自分の席についた。
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