第1章

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「結構真面目なんだな。」 「そんなことないよ、誰だってこれぐらいはしてるしさ。」 そうだったのか。 知らなかったぞい。 「皆すっかり受験モードだね…通りで皆が勉強できるようになってきてるわけだ。」 「逆に本山君はいつ勉強してるの?」 「小さい頃から知りたいことをそのまま調べてきたせいか、大体の授業の内容知っているんだよね。それでも大体だから、一応復習行き帰りや家で勉強してる。」 「すごいねえ…そういえば本山君はどこで降りるの?」 「寝過ごしただけだから11時20分に着くここから1駅挟んだ○○駅だね。」 「へえ、じゃあ私より1駅早く降りるんだね。うちの学校でここら辺に住んでた人と初めて知りあったよ。」 「こういうときって喜ぶべきものなのかな?」 「…それって少なくとも本人に聞くことじゃないよね。」 「そういうもんなのか?」 「はぁ… 何か疑問に思うことがあったら気楽に聞いて、メアド渡すから。」 「あ、ありがとう」 俺携帯持ってないんだが?でも言おうにもさっき本人に言っちゃダメとかいってたな… 「明日から一緒に下校するだろうけど、学校のどこで待ち合わせる?」 え、何故そうなった?そして同じ学校とはいえ生徒によってはカリキュラムが違うからそうすぐには決められないはずなんだが… 「勘違いしてそうだけど、私と本山君は同じコースだからね?ストーカーじゃないよ?」 「べ、別にそんなこと思ってないんだからねっ」
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