第1章

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…じゃなくて、落ち着け、落ち着くんだ、素数を数えて落ち着くんだ、9.80065…って重力加速度だった、ちゃうちゃう、そう、ここどこだ? 僕が降りる駅は○○駅だが、今は福山さんが降りた△△駅だ。ていうことは僕は○○駅をまた乗り過ごしたわけだ。迂闊だった、話に熱中しすぎて時間と停車駅確認するの忘れてた。光陰矢のごとしってこういうことか。 『ドアが閉まりまーす』 そういって目の前のドアが閉まった。 そして僕は本日二回も乗り過ごしたことともう1つの衝撃的な出来事によるショックから一晩中立ち直れなかった。 ちなみに福山さんが渡してきた文庫本がBL本だということが後々読んでて判明した。いや、確かに男同士の行き過ぎた『友情』だけどさ…福島(?)さん、そのチョイスちょっと違うよね。 追い討ちを不意討ちでするとかマジパネェっす。
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