第1章

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「そういえば 私のメアド登録してくれた?」 「いや、俺携帯持ってない。」 「えぇ!?それ先に言ってよ!昨日ずっとくるの待ってたのに。」 「案外暇なんだな。」 「そういうことじゃなくて!」 「だって昨日お前言うな、って言ってたじゃん。」 さーて、昨日のワンシーンリプレイ RE:『ドアが閉まりまーす』 そこちゃうねんwwww 気を取り直してテイク2 RE:『…私の名前は福山優奈だよ』 ヤバイ、記憶が錯乱してる… 恐るべしBL… 「いつだったか忘れた。」 「…もういいやどうだって。」 はいそこ!勝手に中3の国語の文章の定番になっている「サ○カスの馬」のセリフパクるんじゃない! 「そうか、やはり君はそんなやつだったのか…」 つい俺も『少年の○の思い出』で返しちゃったじゃないか。伏せ字に入るのは『日』じゃないぞ、断じてそうじゃないぞ。 「てか最寄り駅着いちゃったよ、もう」 「なんか今時間飛ばなかったか…?」 【気のせいだよ】←筆者の声 「とりあえずぐずぐずしてると昨日の俺の二の舞になるぞ。」 「え、昨日なにやらかしたの?」 「えーとかくがくしかじか。」 「え!?じゃあ間違えたんだ、ざまぁ。」 かくがくしかじか便利だな。 というか今ものすごく不穏なセリフが聞こえたんだが気のせいだよな、空耳だよな こんな聖人のような笑みで俺に微笑みかけてきている彼女がそんなこと言うわけないもんな
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