第1章

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まあそんなこんなで、無事うちの学校の最寄り駅に到着しました。さすがに僕ちゃんも二回同じ轍を踏むほどバカじゃないからね←【どの口が言うww】 駅から出て通学路を歩いてると、色んな人に奇異の目で見られた。 「なぁ…なんで皆ジロジロ見てくるんだ?」 「それは、いままで誰とも関わろうとしてこなかった本山くんが、いきなり私と一緒に登校し始めたら、さすがに気になるでしょ。」 「よくわからないな。そうだ、昨日言ってたやつだけどさ、何をするのか?」 「言葉の通り、友達を作るんだよ♪さぁ、本山選手、この壁を無事乗り越えられるか!?」 「お前絶対楽しんでるだけだろ。言っとくけど俺はそこまでコミュ力が高いわけじゃない!(ドヤァ)」 「どや顔キモいね。女子と初対面で話せる人がなんで同性と話せないのよ。」 「うっ…今ので精神パラメーターがレッドゾーンに突入したぞ。同性だと距離感がわからないんだよね。たまに話すとよく空気が凍てつくし。俺はオーロラビームとか凍える風とか使えないはずなんだが。」 「そりゃ普段近寄りがたく感じる人が親しくネタで話してたら固まるでしょ。あと何の話してるの?」 ポ○モンの話ですけどなにか?16年間ポ○モンマスターを目指し続ける熱情的なサ○シと愉快な仲間たちの話ですけどなにか? 「俺にはできない、ってことだけ言っとく。まぁ聞いてくれないだろうがな。」 「よくわかってんじゃ~ん。てことで今日君は隣の席の吉野くんに話しかけて、願わくば友達になってもらうよ!」 吉野大河。成績で言えば体育以外学年トップクラスの俺とタメ張るぐらいだ。え?体育はどうしたって?万年ボッチだから組む相手いなくてペアでやるやつの評価0になって全体的に体育の評価が低くなかったけど何か? 以上、ニュースゼロ~でしたー
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