その1 再び蘇るかませ

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学校に着いたところ俺の友人といえる人はクラスにいなかった。 ・・・と言っても妙な奴はいたがな。 「あら? おはよう木崎 目が死んでるわよ」 「うっせえチビ 成長ホルモン止まってんじゃねえか?」 「あ"?」 俺が今挨拶(という名の舌戦)を繰り広げたのはクラスメイトの大葉鳴。 俺と同じ部活でチビなメスガキだ。 「ところで鳴、裕也たちまだ来てないのか?」 俺に小さいと言われて額に青筋を立てている鳴にそう聞いた俺。 俺が舌戦を行う相手は大体毒舌なのだが、この前の一件で仲直りしてしまったためやむなく鳴で我慢しているということは秘密。 因みに毒舌というのもクラスメートだからな? 忘れてねえよな? 「知らないわよ というかいつも一緒に登校してたんだからアンタの方が知ってるでしょ?」 「家の前にいないから先に来た」 「自分勝手すぎるでしょ!? 親友じゃなかったの?」 裕也は親友じゃなくて幼馴染です。 いや、あいつは俺のこと親友と思ってるだろうけどな。 「ハーレム持ちのリア充が親友なわけないだろ? 馬鹿なのかお前は」 「…………その言葉アンタには言われたくないんじゃないのかしらね」 鳴は呆れた表情でそう返す。 ん? 誰かとフラグ建ててたっけか? 更新までの期間空きすぎて覚えてないなー(棒) そんなことを話していると、キーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴りだす。 裕也とゆかいな仲間たちはどうやら寝坊したようだ。 雷香君ェ… ”ガラガラ~”” 「真一! 置いていくなんてひどいよー!」 「だからあたしそういったじゃない…」 「いや、雛形さんさっきまでグロッキーで何言ってるか分かんなかったんだけど」 「兄じゃあああああ」 ん? なんだ結局全員来たようだな。 因みに分からん人のために説明しておくと…上から幼馴染のイケメン裕也、更に幼馴染の金髪おっぱい雛形、毒舌巫女絢、男の娘雷香君だ。よろしくしてやってくれ。
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