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~昼休みだぜ~
「……タイトル詐欺じゃね?」
「何の話?」
俺のメタい呟きを律儀に返したのは、俺作冷凍食品てんこ盛り弁当をむしゃむしゃ食っている雷香君だ。
いつも一緒に食っているメンバーは、みな一堂に食堂へ行ってしまったので、今は弁当持ちの俺らしかいない。
「・・・・・」むしゃむしゃ
・・・今思えば俺この世界に戻ってきてからまともに雷香君と話してないな。
一度か二度くらい真奈との関係性の変化について聞いてみたいんだよな。
ん?変化ってどういうことかって?
俺が帰ってきてから雷香君家を出て行ったばかりか、真奈とあんまり喋らなくなったんだよな。
それまでは一緒にどこかへ行ったり俺を置いて一緒にバイトしてたりと仲が良かったはずなんだが…。
まさか恋!?
「兄…何考えてるかわかんないけど違うと断定できるからね?」
どうやら違うらしい。
わからないくせに断定できるとはこれいかに?
まあ、考えてたってしょうがないか。
どうやらまだあいつら帰って来そうにないし、聞いてみよう。
聞いてみた。
「………本気で言ってるのなら怒るよ? 兄が行方不明になってそれどころじゃなかったからだよ」
「あ…そうだよな すまん」
雷香君は俺の言葉にため息を吐く。
何でそんな当たり前のことに気が付かなかったんだ俺は…。
「謝ってほしくないよ 別に兄に何があったのかは教えてくれなくてもいいけど…せめて妹には教えてあげた方が良いんじゃないの?」
「・・・・・・」
実は俺がここへ戻ってきてから初めに会った真奈にすら俺は事情を一切話していない。
何故?と思うだろうが、それだけ複雑な話なのだ。
…あの世界を見てしまえば俺のみんなに対する考え方も変わるわ。
何十年後も未婚の童貞も…おっと、それ以上行けない
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