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「えっと真奈、黄緑…じゃねえや真琴を住まわせてもらえないか?」
絢や天音に強く頼まれた以上、ここで『無理』と言われれば絶対怒られるな。
また絢が毒舌に戻るのかも…いやいやそういう問題じゃねえな。
ちらりと黄緑の方を見てみると…
「私からもお願い真奈 私は真一君と一緒に住みたいの」
そう言って何故か土下座している。
へぇ、真奈にはタメ口なんだな・・・ってそれどころじゃねえよ!?
「や、やめてよまこ…真琴さん! 後で実家になんて言われるか…」
「いいえ! あなたが認めるまで! 私は! 土下座をやめない!!」
そう言って頭を床につける黄緑。
…最近床掃除したっけ?
「ちょっ…兄さんも何とか言ってよ!! うなぎさんも!」
「いや、うなぎさん関係ないよね…? 部屋開いてるならいいんじゃないのかな?」
真奈の必死な態度にうなぎさんはそっぽを向きつつ微妙に口が緩んでる。
…確かに今の真奈面白いな。
「むむむ…」
面白い真奈の方を見ていると、突然うなりだし、頭をひねる(物理)。
…正しくは首を傾げるか?いや、意味が違うか。
「わかりました…真琴さん、住んでいいです でも入居費払ってくださいね♪」
少し経つと急に笑顔になる真奈。
え、金とるの?
「やったあ!! 真一君よろしくお願いしますね」
しかし黄緑は非常にうれしそう。
手がばんざーいしている。\(^o^)/
「……ねえ真奈リン」
そんな中うなぎさんが真顔で口をはさむ。
・・・そういえばまだいたのか。
真奈の話って一体何だったんだろうか?
どうせ教えてくれないだろうけどな。
「大丈夫だようなぎさん 一応報酬は払うから」
「\(^o^)/」
「今のどうやった!?」
うなぎさんはそのまま走り出したかと思えば、家を出て行った。
…いや、本当に何で来たの?報酬?
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