真奈の素敵な学園生活(?)

12/44

13人が本棚に入れています
本棚に追加
/94ページ
「さて、さっさと行くぞ 時間がない」 「そういえば真琴さん制服着てますけどうちの学校に通うんですか?」 「ええ、そうですわ栗原さん」 「あの…真琴さん 無理して口調変えなくていいです…あと氷波でいいです」 黄緑のやつ年下に対してため口を使うのかと思ってたが… 真奈に対してだけのようだな。親しいからかな? 「ねえ、真一兄…えーりん置いて行っていいの?」 「お前までえーりん呼ばわりするのか…あいつはどうせ遅刻だろ 胸が重いとか言ってそう」 家は隣だから呼ぼうと思えば呼べるが、ここまで騒いでいて反応がないということは寝坊だろうな。 まさか本当に胸のせいではないと信じたい。 「先輩! 詠理ちゃんと私に謝ってください!」 「なんでお前にまで…」 栗原がかなりご立腹のようだ。 別に胸なんて気にしなくていいと思うが………背も小さいし。 「ねえ、真琴 その髪ずいぶん綺麗だけど地毛なのかな?」 道中突然裕也が俺が質問したかった事第一位の言葉を言い出した。 先月義妹(義弟の許嫁兼従姉妹)に遭遇したが、彼女もまた黄緑色だったな。 流石に地毛はないだろうけど…いや、魔法使いや異世界人もいるしもしかしたら… 「やっぱり目立ちますよね…これ実は地毛なんです 母の血が強く出たもので…」 「へぇ、でも真琴って日本人顔だね」 「はい、母も一応日本で産まれてます」 「そうなんだー」「「「!?」」」 裕也が納得して頷いているが、ツッコミどころがあるのに気付かないのだろうか。 それはさておき雛形もそうだが、どうみても日本人顔だよな・・・ 「ほら、ついたぞきm…真琴」 「それじゃあ私は職員室に行ってまいりますわ」 「真琴さん…口調…」 学校に着くと、俺と裕也と雷香君、栗原と黄緑に分かれる。 優しい栗原が職員室まで連れていってくれるらしい。 さて、今日はどういう日になるのだろうな。 まぁ昨日みたいな面倒事はそうそう起こらないだろう。 「真一! どういうことなのよ!!」 「起こらない…はずなんだが…」 何でまた起こるのかねえ…
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加