真奈の素敵な学園生活(?)

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時刻・・・というか現在は朝礼が終わってすぐだ。 俺は一時間目の準備でもしようかと考えていたところ・・・鳴が突っ込んできた。 因みに雛形は遅刻した。 まだ来ていないがどうせ寝坊だろう。 因みに絢だが…まぁニヤニヤしていた以外は特に何もなかった。 学校に来ることまでは流石に知らない・・・よな? おっと、脱線したな。 「ど、どうしたの大葉さん?」 鳴の大声に周りが驚き固まる中、絢が尋ねる。 鳴はぶるぶる震えると… 「なんであの黄緑学校にいるのよ!! しかも同い年ってどういうことなのよ!?」 「へ? 真琴さんがここに…?」 「何でそんなに怒ってるんだ?」 絢が首を傾げる中、俺は気になったことを聞く。 確かに絢みたく驚きはするかもしれんが、なんで不機嫌そうなんだろうか。 「…あんな目立つ子絶対うちの部の変な連中に狙われるわよ? しかもあんたのクラスじゃないからわたしが守らないといけないじゃない!」 「いや、その発想はおかしいだろ」 今の部に危険人物は…部長以外はいねえぞ。 話せば大丈夫なはず… 「そういえば黄緑はどこだ?」 「黄緑は今「ねえ…親友」…誰この子? どっかで見たことあるわね」 「黄緑って誰…なの? 何だか他の人達知ってるみたいだけど?」 突然遠世が話に入ってきた。 そういえば昨日遠世が転入してきたんだっけな…あまりにも馴染んでるから忘れていたわ。 「俺の従姉だ といっても知ったのは昨日だが」 「…それ本当に親戚なの…?」 遠世が疑わしげな表情をしている。 そういえば俺も真奈が言うから信じていたが本人の口からはっきり聞いたかどうか覚えてないな・・・。 「なぁ鳴 黄緑は今どこにいるんだ?」 「知らないわよ わたしすぐここに来たんだし そこの綺麗な子が知ってるんじゃないの?」 そう言って鳴は遠世を指さす 「え…私?」 昨日転入したばかりの遠世ならわかるかもしれないってか? ・・・確か昨日はずっと教室にいたっけか。 「教室にいるかもな… 俺いってくるわ」 「え? 真一もうすぐ授業始まるよ?」 裕也と話していた絢がすぐに反応するが、その時点で教室を出てしまっているので仕方ない。 ・・・なんで絢が反応したし。
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