13人が本棚に入れています
本棚に追加
/94ページ
さて、そんなこんなで鳴のクラスへたどり着いた…まあ隣のクラスだけどな。
しかしおかしいな…隣なんだから転入生を見てキャーだのワーだの叫んでもいいと思うんだがな…
何でだ?
クラスの中もいつもと変わらず静かである。
・・・どうやら黄緑もいないようだ。
「木崎君、このクラスに何か用ですか?」
ボーっと突っ立っていると突然話しかけられた。
振り向いてみると、そこには中性のイケメンが立っていた。
…裕也ほどではないが、非常に顔が整っている男だ。背も170後半くらいはありそうだ。眼鏡にあってんなオイ
あまり男の解説したくねえからこのくらいにするが…この人誰だ?
こんなイケメン隣にいたっけ?
「? もしかしてわからないのですか? 教育実習生の時之瀬ですよ」
いや、名乗られても…てかチャイム鳴る前になんでいるの?
周りを見るが、イケメンを見ている人はいない。
なんでだ?
女子なら一度はチラ見するくらい端正な顔立ちなんだが…
「ふふっ 何か感じたみたいですね 安心してください ただ僕らの気配を消しただけですから」
「お前何言ってるの」
軽く気配を消すとか言ってるんじゃねえよ。
てか今”ら”って言った?俺の気配も消せるの?
どうやったし…
ん?こんな変人集団に心当たりがあるような…
「思い出せないようなので言いますけど、僕はここの元生徒で元異端審問部員ですよ 君とは前に会ったこともあるんですよ」
そういってクスリと笑う。
うわぁ…なんか怖いんですけど…
「僕がこのクラスにいる理由は単純ですよ クラスの風景を見ていたかったからです」
覗きか
最初のコメントを投稿しよう!