真奈の素敵な学園生活(?)

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席に花瓶が置かれている。 ちょっと!? いくらなんでも失礼だよね!? え、ボクもしかして人殺しになっちゃったの!? 氷波ちゃんの肩を高速でゆすりながらリア充の安否について聞く。 「だ、だ、だ、大丈夫だよ、、、、、、だからゆすらないでえ、え、え・・・・!!」 「あ、ごめん…その様子だとボク寝ぼけて反撃したんだね…」 後で謝らないとなぁ。 彼女持ちのリア充とはいえ…火事の時彼女含めたボクらか弱い女子を見捨てて真っ先に逃げた男だけど… ・・・やっぱり許さなくていいか。 うん、もうどうでもいいやあんな奴。 「真奈ちゃん、私たちもそろそろ帰ろ? 裕也さんたちもう帰っちゃったかも」 「…まだいるんじゃないかな 真琴さんいるし」 「え?」 あの裕也君なら来たばかりの真琴さんに学校内の案内くらいしそうだよね。 昨日も転入生がいたような気がするけど、兄さんがなんかしたでしょどうせ。 はぁ…鈴音ちゃん先輩(仮称)も真琴さんも何であんなに見た目が良いんだろうね。 中学生時代男女問わず人気だったボクもため息ついちゃうよ。 「なるほどね それにしても真琴さんってすっごく綺麗だよね! あの遠世先輩に負けないくらいだもん」 氷波ちゃんも同じことを思っていたみたいだ。 いや、そういう氷波ちゃんもロリ可愛いと思うよ? ロリさで言うなら鳴先輩がいるけど…あれは性格で損してるよ。 「そういえば氷波ちゃんは鈴音ちゃん先輩のことを知ってるんだっけ? ボクは中学が違うからあまり知らないんだよね」 実を言うと氷波ちゃんと仲良くなったのも高校に入ってからだったりするよ。 元々家が近いから顔は知ってたんだけどね。 氷波ちゃんはボクの言葉に何故か呆れた表情をする。 え、何でその表情? 「何その呼び方…」 「あ、そっちね」 なんだびっくりした。 なんかやばい情報でも出てくるのかと…
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