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「え、ウチらが一緒にいた理由? ・・・妹はんになら言ってもええか」
「うん 教えて」
なんか真剣な表情してるけど遊んでいるわけじゃなかったんだね。
よかった…数陽ちゃんにボク以外の親友なんていらないんだもん。
「…怖い顔して灰崎さんの顔見るのやめてくれへんかな」
「ぐす…いいっす 木崎に黙って他の女といた数陽が悪いんす…」
「は、灰崎さん!? なんでそんな卑屈になってるんや!?」
数陽ちゃんは珍しい口調やら能力やら部活のせいで同級生に敬遠されてるから友達は少ないんだよね…
その中でも意気投合できた子はボクしかいないし…夏休み中も兄さんを心配するついでに遊んでたら依存しちゃった☆
「ごめんなさいっす木崎…数陽はいい子にするから嫌わないでほしいっす…」
「な、なあ、どういう関係なん!? 恋人なん!?」
ああもう、関西さんうるさいなあ。
かわいい数陽ちゃんの泣き顔を集中してみれないじゃん。
「いいこいいこ 数陽ちゃんのこと嫌いになるわけないでしょ ボクは大好きだよ!」
「木崎! 数陽も…大好きっす//」
ボクが頭をなでると不安そうな顔が消え笑顔になる。
単純な子だと思ったのは内緒。そんなことよりも…
えへへ…すごくかわいいなぁ…///
ボクが男だったら結婚してたかもね。
・・・って、その前に聞きそびれていることがあったっけ。
「ねえ西関さん、結局どうしてボクの数陽ちゃんと一緒にいたの?」
「…(百合なんかなぁ…) ええとなぁ「それは数陽が言うっすよ」」
関西さんの話を遮り数陽ちゃんが割り込む。
もしかして他の子と話してほしくないのかな…依存しすぎじゃないかな!?
まあかわいいからいいか。
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