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ボクの背後で店長が関西さんを睨んでいる。
・・・仕事に戻らないと怒られるだろうけど、その前に聞いておこうかな。
「…わたしは万能じゃないから 操られているかどうかなんて分からない」
と思ったら先に回答してくれた。
まあ普通の人間(300歳以上)にはできないこともあるよね。
異能力最強神話は崩壊してしまった…って青葉っていう人も能力者だっけ?
糞従妹しかり人間がそんな大それた能力持つのはどうなんだっていうのは今更かな?
「…木崎真琴についてはわたしも知ってる…けど、それについては教えられない」
「え?」
何で店長が知ってるんだろ?
真琴さんはここから遠く離れた実家に住んでいるからおかしいよね?
店長はボクに向けていた怒りの視線を押さえ、続ける。
「…西関が言った通りあの女は操られるたまではない というよりわたしでもどうこうできないくらいやばい」
「へ~、そうなんd「「ええええええええええ!?」」 ちょ…二人ともうるさいから!」
能天気な真琴さんのすごさに軽く驚いていると関西さんと数陽ちゃんが急に大声を張り上げた。
ボクが言うのもなんだけどお店の迷惑になるから静かめにね!
その後『…いい加減に仕事しないと給料やらないから』とお叱りを受けて仕事を再開した。
二人は話がまだあるのか、ボクが終わるまで待ってくれるらしい。二人とも大好き!
「ごめん二人とも! ドリンクバーはサービスするね!」
「木崎…数陽たちはドリンクバーなんて頼んでないっす」
「水しか頼んでないで」
「すっごい迷惑だからね!?」
・・・まあこんなことされても好きだよ?
ところで話の続きは何だろう?
まぁ青葉関係だろうね。
「で、話の続きなんやけど…妹はんが仕事している間にウチの仲間が響を捕獲したらしいから身にいかんか?」
「急だね いや、まあ行くけどさあ」
「仲間って誰っすか?」
仲間って雑用部のかな?
あの人達一般市民よりはるかに戦闘能力高いからなあ…いくら主人公補正がある天音さんでも時間の問題だろうね。
「ん? ああ、大葉さんやで」
「なにそれずるい」
鳴先輩ってなんかサーチ機能付いてるのかってくらい人探すの上手いからねえ…
ご愁傷様です天音さん。
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