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”七宮様がいれば実際に過去を知ることもできたのだけれど、何故か彼女には断られてしまったので白崎さんに情報を調べてもらったんだ。で、何故ぼくが彼について調べようと思ったのか…それは彼の出自が不明だからなんだ。
初めて会った時は当然そのことを知らなかったのでしょうがなかったし、祭黄焔さんが担ぎ込まれてそれどころじゃなかったもんね。そのことを知ったのは一緒にいたゴスロリの女の子が”あの人…未来と過去が全く見えません”と言ってたからなんだ。”
ここまで読んで俺はため息を吐いた。
なにこれ。登場人物多すぎ笑えないんだけど…
そして厨二の奴よくもまあ面倒くさいことを。
今となっては異能の存在を認めざるを得ないので厨二と呼ぶのは間違っていないのかもしれないがあいつは厨二で充分だ。
何だっけ本名? 天藤藍姫だっけ?灰崎数陽ではないよな?
ええと、次を読んでみるか…
"彼女の言を信じたぼくが調べた結果、舞灯の両親から彼が生まれた記録は出ていなかった。単に届け出が出ていなかったのではない。そもそも出産したという情報や妊娠の兆候も見られず、唯一正しかったのは彼の両親が亡くなったことと木崎家と密接だったということだ。更に本家とも密接なかかわりがあったようだ。このことから彼は両親にもらわれてきたということとなる。調べてもらったところどこからもらわれてきたのかも分かった。それはなんと木崎本家である。いや、厳密には本家に仕える家の子であった。何故このようなことになったのかといえば、彼の実の両親が亡くなったからである。そしてもらわれてきた両親も誰かに殺され、真一兄のお家にやってきた。ここまで聞けばおかしいと思わないかな? 舞灯がやってきた家の両親はみな死に絶えていることに”
「・・・・・」
長いわ!!
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