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「木崎家も割と長く続く家系らしいけれど、何故か本家の人間だけが持つ特徴は二つあるんだ 1つは黄緑色に染まった髪」
「髪に関しては葵や雛形で見慣れているからあまり気にしてなかったけどな」
いや、でも緑系統は珍しいか？
そういえば間宮家も青髪の家系だったな。
優性の法則無視しているのはどうなのだろう。
「もう1つは、間宮家の色欲に対して木崎家は嫉妬だよ」
「…何で七つの大罪っぽいんだ？ つか逆だろ逆」
間宮も木崎も悪を滅ぼす正義的な家系らしいが…
何なの？ 何かの呪いなの？
「偶然じゃないみたいだね 赤髪や紫の髪の人間の中には木崎家同様七つの大罪チックな特徴があるみたいだよ」
「………」
なんかファンタジーを読んでるみたいだな。
紫髪に関しては俺は知らないが赤髪は従妹の部長と大学で見た焔が適合しているしな。
まぁ、こいつらは違うと俺は思っている。
部長の父親と部長で性格全く異なっているからな。
そんなことより…
「黄緑が嫉妬？ そんなそぶりは特に見られなかったがな」
昨日も今日も俺の近くにいたがることを除けば、裕也や栗原にも礼儀正しかった。
以前あった黄緑妹も何かに嫉妬するような人物には見えなかったが…
雷香君はそれを聞くと、さらっと
「単に嫉妬することがなかったんでしょ」
そ、そうか…
普通嫉妬は同性にすることが多いはずだっけか。
いや、妹はともかく黄緑は嫉妬しろよ…
クラスの連中に無反応だったってことは自意識過剰じゃねえのか！！
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