第1章 「ダメ人間が完成するまで」

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月曜日の午前7時半頃、いつもの道をいつも通り出勤する。 対向車の運転手達はどいつもこいつもシケた顔をしている。 仕事が始まるんだろうなコイツらも 憂鬱なんだろうなコイツらも 顔に出ていやがる、コイツらも 何の目的があるのかよくわからねー仕事を みんな みんな 日々繰り返して 生活する為の道具(金)を得ている。 毎度お馴染みの朝の光景 そして、歩道には夜勤明けの工場勤務を終えた人達が今日も 一列に連なり死んだ魚の目をして歩いている。
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