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一足遅れ、他の騎兵隊が追いついてくる。
「遅い!」
追いついてきた隊員たちに一喝を入れる。副隊長が畏まったような、申し訳なさそうな態度を見せた。隊員たちの中には息を切らせているものも居る。走って来たのはもちろん馬なのだが、乗り手にも技術と体力が要るのだ。
―もっと鍛えないとな。
俺は反省を込めてつぶやく。速度は騎馬隊の命だ。もっともっと磨き上げ、どの隊よりどんな相手よりも速くしておかねば。
帰ったらまた特訓だな、と思ったが今はそれよりも優先すべきことがあった。まずはこの戦いを生き延びねばその先などありはしない。全員そろったのを確認して隊列を組み、あらかじめ申し合わせておいた場所へ移動する。
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