五章 それは爆裂する

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 部下がやられたというのに、何も思わないらしい。  タタラはその様子に舌を鳴らしながら、ゆっくりとリボルバーの弾を入れ替えていった。 「次はあんたが踊ってくれるのか?」 「リクエストとあらば、考えてやろう。だが、その前に無能の後始末をしなければいけないな」  彼はそう言うと、地面に無残に這いつくばって動けなくなっている部下に視線を移した。 「ま、まさか、カムジャさん! た、たすけ……」  それはその名前も分からない一人の戦士が発した最後の言葉だった。  次の瞬間には、そいつの頭と喉をカムジャの手刀剣が正確に射貫いていた。
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