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「...ふふっ」
「思い出し笑い?エロいなー理彩ちゃんは」
「違うから!」
委員長の話も終わって席に戻る。
マキの中で私ってちょっと特別なのかなって思ったらなんだか嬉しくって、笑いがこぼれてしまった。
マキの軽口に悪態をついて、隣に座る彼を見つめる。
「ん?何?」
視線に気づいた彼は口元を緩める。
「あんたが心乃の彼氏でよかったっ」
「どしたのイキナリ~。嬉しいこと言ってくれるねぇ。アイスでも買ったろっか?」
「まじ?!やったー!!」
ねぇマキ、あんたの隣は居心地がいい。
男の子って、私にとっては基本的に恋愛対象で(彼女持ちは別だけど)、一度そういう目で見てしまえば意識して仕方なくて、こんな風に笑いあえる関係にはなれなかった。
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