成り立ってんじゃん

10/10

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/41ページ
その頃からもう、私にとってマキは特別だった。 私にとって男の子って、クラスメイト程度の知り合いか、恋愛対象か、そのどちらかしかなくて、“男友達”ってのは18年間生きてきてほとんどいなかった。 だから、出会ったときから彼女がいたマキは、貴重な男友達。 なんなら、初めてって言ってもいいくらいの。 大事にしたいと思った。 マキを、この関係を。 そうして私に次に好きな人ができたら、マキに相談に乗ってもらおう。 男の子の意見、貴重だよね。 それで、いつか私が結婚するってなったら、マキにも出席してほしいな。 隣には、心乃がいるといいな。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加