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「ん~~~っ、おいしい!!」
「よかったねぇ、心乃」
破顔させながら抹茶パフェを口いっぱいに頬張る心乃。
断言してもいい、心乃のこんな顔を見れるのは世界中でほんの一握りだけ。
選ばれし私...!!!
放課後、私は心乃と約束していた和カフェに来ていた。
マキも来たがると思いきや、「楽しんでおいで」と一言言っていただけだった。
そんなマキに少し違和感を感じながら、いないならいないでチャンスとばかりに、私は先ほどの疑問を心乃にぶつけてみた。
「ね、心乃」
「なぁにー?」
「心乃って、マキとどこまでいったの?」
「ごほっげほっ」
聞いた瞬間、むせはじめた心乃に急いで水を渡す。
心乃のこんな姿もレアだなぁと思いながら、私は落ち着くのを待った。
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