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「付き合ってるのに、こんなんじゃだめだって思って、『別れよう』って言ったの。でも、マキくんはそれでもいいって言ってくれた...」
『...いいよ、俺は心乃に触れれなくても』
『治るかもしれないけど、でも一生このままだったら?』
『一緒にいれるだけでいい』
『そんなの言ってられるの今だけだよ...いつか嫌になっちゃうに決まってる』
『ん~、もし嫌になったらその時考えよっか』
そんなのありえない、俺は一生心乃のことを嫌にならない。
そう言われるよりよかった。
そんな薄っぺらい言葉じゃ信じられなかったから。
気づいたらうなずいていた。
マキくんの手をとることができた。
一瞬だめだと思った、けど。
今度は手をとることができた。
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